クラックは生じないか?(05-04)


クラックとは、大きく分けて2種類あります。収縮クラックと構造クラックです。多くの場合、表面のコンクリートまたは上塗りしたモルタルの温度変化等による収縮クラック(ヘアークラックとも言います)です。収縮クラックの亀裂の巾は0.2〜0.3mm程度です。この収縮クラックは、コンクリートのいわば特徴であり、全く発生させないことは不可能です。むしろきちんとした施工では、変なところに無数に収縮クラックが入るのを防ぐために、誘発目地と言って、予め収縮を吸収する箇所を作ります。
一方、構造クラックと言うのは、文字通り構造的なクラックです。構造クラックが生じる原因は、地震や台風など外部の力により構造躯体が動いたために起こる場合や、不同沈下により構造躯体そのものがゆがんだために起こるケースもある。これは強度不足を招くだけでなく、内部に雨水が浸透し、空気と触れてコンクリートを中性化し、内部の鉄筋を錆びさせます。そうなると、鉄筋が引張力に耐えられなくなって、大きな地震に耐えられなくなります。この構造クラックは大体入る場所が決まっています。
・柱の中間部に水平に入る。
・窓の四隅に対角線と同じ方向に入る。
・梁の下端に垂直に入るなどです。
構造クラックの巾は大きくなり0.3mm以上になります。もし、構造クラックが見つかった場合はその根本原因を探して改修をしないといけません。構造の安定性が失われるからです。当社の物件で構造クラックを発見した際には早期のご連絡をお願い致します。